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詩・散文・エッセイなんでもコォ━━━━щ(゚Д゚щ)━━━━イの徒然日記
生きろ!と気張りはしないけど
私は死ぬのがイヤなので
明日もきっと大丈夫

 (これはこのコピーを貶めるものではない
 今はこうでも言わないと死んでしまう可能性があるのだ)

いつだって()の中を注意しなきゃダメだぜ

(生活苦で)死にたい
(こんなところに閉じ込められているくらいなら)死にたい
(好きな人が死に体で会えないから)死にたい

そこにあるのは理解しようとする努力、のみである

けれど私は生に対して一種楽観的なところがあって
覚えているんだよ
幼い日の楽しかった思い出を

夏の学校の帰り道
誰よりも早く帰ろうと急いだ
目の前に誰もいない通学路
照りつける陽射しに蝉の声

そんな時世界は私のもので
すべてはよしなんて思えて
基本的に生きるのは楽しいという思いが胸にあり…

といってもこれは万人向けじゃないかな
けどキミも楽しかった思い出、ない?






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誰からも愛されなかったと嘆くニートが一人
生まれてくるんじゃなかった、と言い残し
ある日首をくくってしまった

それからしばらくして
彼の家に無数の恋文のようなものが届く

郵便局には
宛先不明のラブレターがたんまりため込まれていて
秘密情報保護法のために先方に詳細は伏せられていたのだ

手紙には切ない思いが異口同音につづられていた

 どこにいるの、にーにー

 会いたいよ、にーにっ

空からそれを見て彼は涙ながらにつぶやく

 なんだ、皆人が悪いよ、生きている間に言ってくれればよかったのに…

――閑話休題

たしかに、甘い砂糖菓子のような作り話かもしれない
けどにーにー、キミが知らないことがまだたくさんあるんだよ
行きついて振り返った時にだけやっとわかるようなことが

道の途中の今は
死の国から逃げ出すオルフェウスもスサノオもそうだったように
振り返ってはいけないけれど

という話も無きにしも非ずなので
ぼくらはとりあえず漂い生きる





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フロベールのボヴァリー夫人のように、本を読みすぎて、実生活もまた作り物だ――あるいは冗談、作り話、嘘だ――と信じてしまう人物も現れる。十九世紀においては、才能ある多くの人間が自殺を遂げたが、それは、現実と夢が交錯し、たがいの輪郭を曖昧にしてしまうような両義的世界を生きていたからだ。このためド・クインシーやコールリッジは阿片に、ポーはアルコールに、ベドーズは自殺へと追いやられた。ショーペンハウアーはこのジレンマの本質をとらえて、『意志と表象としての世界』というタイトル自体にそのことを表現した。…… 
 *1

 十九世紀のヨーロッパの社会状況と現在を見比べることで何か得られるものがないだろうか。活版印刷はやはりかなり画期的な発明でそれによって本が多くの人の読めるところとなり、小説が登場するころにはここに引用したような状況が表れてきていた。“意志と表象”という言葉は我々にしてみると何を意味するのか捉えるのが少し難しい。と、ここでそのショーペンハウアーに影響を受けた哲学者ニーチェの文もたどってみよう。

真理が仮象よりも価値が多いなどということは、もはや一つの道徳的先入見である。それどころか、それはおよそ世界に存在する最も拙劣な証明に基づくものなのだ。とにかく次の一事だけは是非とも容認してもらいたい。すなわち背景的な評価と仮象性に基づかずには、全く生というものは成り立たない。そして、大概の哲学者たちの有徳ぶった感激と愚昧によって、「仮象的世界」を全く棄て去ってしまうとしたら――さて、諸君にそれができるとしてのことだが――、そうすればその際、少なくとも諸君の「真理」からはもはや何も残らないであろう!…… 
 *2

 部分的な引用で文意をくみ取るのは難しいかもしれないが、この文中の“真理”を“リアル”と、“仮象”を“ネット”と置き換えて読んでみてほしい。意味が通じはしないだろうか。二十一世紀を生きる我々も夢と現実がたがいの輪郭を曖昧にする両義的世界をまた、生きているのだ。十九世紀ヨーロッパの人々は浮かれていたかもしれないが、その後何が起こったかを忘れないでほしい。歴史は繰り返すという、太陽の下に新しきものなしともいう。何度も言いたいが現代がまっさらな教訓にすべき過去を何も持たない新たな時代だ、などと思わないことだ。歴史を紐解けば符合するポイントはそこここにあり、学べることはいくらでもあるはずだから。



*1 コリン・ウィルソン著 『わが青春わが読書』柴田元幸監訳 学習研究社 1997.12.1発行第1刷 p62-63
*2 ニーチェ著 『善悪の彼岸』木場深定訳 岩波文庫1992.9.20.第28刷発行 p61-62




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何もかも 夢の中のような出来事でした

おもちゃの兵隊さん

群がるチャッキー

砂のお城

悪夢もあれば淫夢もありましょう

幸せな陽だまりのような夢も

私はだから

形あるものが欲しかった

記憶ほどあてにならないものはないので

たしかに君がそこにいて

私の声に応えてくれていたという

記録が欲しかったとも言えるでしょう

どうか 悪しざまに思わないでくださいね

私は銃など持っていないので

お土産でもらった陶器のラクダの背に

自分で買った指輪をこっそり入れて

何かのお守りのように机に置いているのです






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顔 鏡に映った自分の顔
腫れぼったく目が赤い
二日酔いの
こんな時間に起きた
己の欲望に負けた人間の顔

若いころは内面が空虚で空虚で
見てくれで勝負するしかなかった
から小奇麗にしていた
今や内面は充実したのかもしれないが
果実はもう腐りかけ

いっそロマンティックに夭折する夢を見るも
なかなか簡単には死ねないようで
なら無様に死ぬまでは生きようと心に決めて
はてどう生きたらよいか考える

拒絶か 受容か
そんな問いが駆け巡っている

すべてをすっぱり切ってしまえば
私は中毒の鎖さえ断ち切れて
肉体的にも楽になる
ただしその場合
私の表情は硬く尖って人を見下ろすだろう

仏心で受け入れて生きれば
蜘蛛の糸のような話だ
たくさんの亡者の念に憑りつかれ
命の火は確実に短くなる

はらわたに
この世のあらゆる毒を仕込んで生きているようだ
だからどんな鬼も私を食べられないのだ

「誰も困ってないならいいんですよ」
名言である

ぼくは…困ってるよ?





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またの名を窓際のニートットちゃん。
大航海時代Onlineで漂流中。


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