アメリカの副大統領が言った
”地獄の門まで追い詰める”
彼らすぐ保安官になっちゃうから
怒れば取り返せると思うところが青臭いなぁと
失われた現実を取り返そうという心の動きが
怒りなら
失われた現実はもう取り返せないと受け入れるとき
悲しみが生ずる
向き合えなければ現実の諸問題に対処する能力を失う
9.11が起こった直後
ブッシュもキリスト教徒をもって鳴らすのなら
右の頬を打たれたら左の頬をさしだし…
くらいに構えていてほしかったですよ
あの時は人が理性的に振る舞えるかどうか
試されていたのだ
ベトナム戦争の際
森の中どこに潜んでいるかもわからないベトコンたちを相手に
戦えないと嘆きはしなかったか
今、世界中がベトナムの森のようになってしまって
ともかくも清浄なる空気は失われてしまった
私はただただ悲しいばかりで
さめざめと泣く
――ことができて初めて呼吸する今
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あまり体裁のいい話ではないので気恥ずかしいのですが。
田舎の町を転々とまわり、湖水地方に行った時のことです。
昼頃に小さな町につき、インフォメーションセンターでB&Bを探してもらい、宿について一安心したぼくはてくてくと散策に出かけました。
カフェでおいしいスコーンを食べて、緑あふれる田園風景に感心しながら歩いていると、丘の上を歩いている人を見かけました。
あの丘から眺める景色はいいだろうな、なんて思いついてちょっと登ってみようという気になったのです。
その時、もう陽は傾きかけていたのだと思います。
くねくねとした小道を登って丘の上からいい景色だなぁなんて喜んで一服していると、あたりはどんどん暗くなっていくではありませんか!
おお、これはまずい、降りよう、としたのですが、登ってきたときに見えた小道が暗くてもう見えないのでした。
季節は夏、とはいえ湖水地方、夜は肌寒く感じます。
そして下から見ると人の姿も見え、小さな丘と感じた丘陵は登ってみると山なのでは? と感じるほど高く感じられてしまいました。
本能的な危機感が働き、ぼくは「動いてはいけない」と思いました。
周りは牧草地帯らしくところどころ石を積んだだけの低い壁のようなものがあり、そこここで羊がベェェと鳴いているのが聞こえます。
夜は深まりぼくは己の浅慮を呪いながら、ああ、羊を抱いて眠れたら暖かろうなぁなどと思いながら一夜を明かしました。
夜が白んできた時は、ああ、やっとか、という気持ちでいたのですが、射し込んできた朝陽が山肌を照らした時の美しさには息をのみました。
少し歩くと切り立った崖のようになっているところがあり、下を見ればここから落ちたら助からんなというようなところに光が射す。
ちょうど『天空の城ラピュタ』のトランペットを吹くシーンに描かれているような絶景でした。
ぼくは思わず天国と地獄の結婚だ…とつぶやき、肝を冷やしたのでした。
明るくなりさえすれば秘密になっていた小道もありありと見え、ゆっくりと山を下りられました。
そのあと、宿の主人にもう一泊泊まってもいいかと尋ね、了承を得て一日眠っていたのでした。
笑えないバカで危険な話なのですが、ヒヤリハッと運転で済んでよかったと思います。
可愛い子には何とやらとも言いますし…。
同時にこの時の体験に人生の縮図を見る思いがしたりもするのです。
今は闇の中で小道が見えないかもしれない。
けれど夜が明けたらその小道はありありと見えるはずだから、ゆっくり手をつないで降りて行こう、と。
あとで風邪をひくこと請け合いですけどね!(笑)
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僕らはただ、安心して暮らしたい
性や犯罪や病気の話はもううんざりだ
ドストエフスキーが現代にいたら
嬉々としてネットサーフィンに励んだかもしれないが
人の腹の内が見えると損をすることがある
昔であれば部屋の隅で膝を抱えて
うずくまっているしかなかったような人たちが
心を持ち寄れるというのは
メリットかもしれないが
おかげで痛くもない腹を探られたり
ネットの功罪か
人間社会には割り切れない部分がある
27人のクラスで2人組を作ってごらん
1人余るだろう?
それが、ぼくだ
そうめんの中に1本だけ赤いめんが混じっていたりするだろう
その異端児が、きみだ
何の話だ?
ともかくも打ち捨てられた余りがあればこそ
社会は割り切れているかのように見せておけるのだし
我々にも静かな暮らしは保障されるべきなのだ
今となっては
この混沌とした世界を避けて
限られた一隅だけでも秩序を保ち
家族という最小単位の幸福だけでも守りたい
というのが僕の心境なのです
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またの名を窓際のニートットちゃん。
大航海時代Onlineで漂流中。