エイプリルフール

ときには詩人であることが

まったく賢明でない場合もあるのです

彼らの評価のやり取りが

ただ仲が良かったとか

その人が嫌いだからという理由で

合評会をやっているのであれば

詩人が不満を抱える社会不適応者である場合

(そうでなければどうして他人の作品を貶しに行こうか！)

ただ好きで書いている方々に粗相をするとき

運営さんにお伝えしたいことは

垢バンという手もあるということなのです

ここを匿名掲示板のようなスラムにしないためにも

君の自由のために僕の自由が侵害される

なんてことがあってはなるまい

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花見ゆるか

桜クラクラ花粉症

苦楽をともにお花見しよう

うららかな日よりであれば

暗くなっても寒くはあるまい

落魄の危機身近に迫り

苦しい体もあるなれど

楽観思想我にあり

悔いは残さぬ花見酒

薄明の生命

泥酔はできない

泣いても泣いても　花の雨

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焦燥

夕日が暮れて

憂鬱な

泣き出しそうな

さなぎの群れが

ああ　また傷つけてしまったと

飲むことにより

苛まれるなら

最後にしらふに

大悟もせんか

庭に庭師がいる間くらいは

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買い物

お母さんと一緒に

買い物に行く

あさりを買って

酒蒸しに

飲んでもいいかと

聞くことは

一刻考え

どっちも言わず

詩人の指示など

生涯ない

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何と言っていいのか

例えば世の中に悲惨な出来事があるのは誰でも知っています

新聞記事を読めば事足ります

僕も身を持って体験して知っています

だからといってそれであなたが鬱になる必要がありましょうか

僕は同時に世の中に素晴らしい出来事があるのも知っています

美しい歌、深い本

玉石混交の世界で

う〇こを眺め続けるのも一生

宝石を見つめるのも一生

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